ROSEの読書感想文

読んだ本とかWeb小説の感想を書くよー

創元推理文庫

卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)

三部作の最終巻です。 前作のラストのトラウマで情緒不安定な主人公は訴えられることになり、調停に持っていこうとする弁護士の言うことも聞かず、自分の軸を曲げようとしません。 それと同時に鳩の死体や落書きなどのストーカー(?)被害も受け、更に追い…

優等生は探偵に向かない (創元推理文庫)

三部作の第二弾です。 前作で真相に辿り着き有名人になった主人公が友人の兄失踪事件の捜査をすることになります。 今作でもインタビュー中心の捜査なのですが、主人公が有名人になったのでインターネット配信で捜査状況を公開しながら情報収集していくスタ…

自由研究には向かない殺人 (創元推理文庫)

タイトルインパクトの強い海外ミステリです。 所謂探偵役は高校生の女の子。それも優等生。なんでも知ってるちょっと変わった子が、自由研究の題材に自分の住む街で過去に起きた殺人事件を調べ直す青春ミステリといったところでしょうか。 三部作の第一弾で…

魔眼の匣の殺人 (創元推理文庫)

特異能力があることを前提としたミステリ(?)第二弾。 前作はホラー寄りでしたが、今作はSFっぽい印象です。 主人公は相変わらず学食でなにを注文するか推理するゲームを続けていますが、パートナーを失った傷はまだ癒えていない様子です。 新パートナー(…

サーチライトと誘蛾灯 (創元推理文庫)

虫嫌いでも楽しめた昆虫ミステリ(?) 昔から本当に虫が苦手なのですが、今作はとにかくたくさん虫が登場する作品です。 探偵役が虫取り少年がそのまま大人になったような昆虫マニアで、夜の公園にカブトムシ捕獲に行ったらテントを張ろうとしているホーム…

屍人荘の殺人 (創元推理文庫)

館シリーズのようなミステリを期待したらパニックホラー風味だった一冊です。 わりと序盤で明かされるのでもう書いてしまいますが、現実世界の本格ミステリだと期待して読み始めたらゾンビパニックものだった最初のドッキリから密室殺人が起きるというミステ…