ROSEの読書感想文

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暗黒騎士の俺ですが最強の聖騎士をめざします2 (GA文庫)

 
 シリーズ二冊目です。
 コミカライズの原作ですが、コミカライズ版は序盤しか読んでいません。
 
 今回は「オレさま」系幼女が新キャラとして登場し、前巻よりもラブコメ色が強くなったように感じます。
 熱血バトル系少年漫画を期待していたらラブコメだった感が強いです。
 
 主人公は相変わらずストイックに努力家ではあるものの、周囲の女性達からすっかり逆ハー状態になってしまっています。
 お姫様誘拐からのバトル漫画展開は熱いのですが、そこに辿り着くまでの間のラブコメパートがあまりに長く感じられ、途中で読むのを諦めようかと思った程です。
 
 前巻ではあまり気にならなかったのですが、章と章の間にアニメのナレーションのように次回こんな展開がみたいな煽りっぽいテキストが挟まれる率が高く、Web連載ではアリなのでしょうが、文庫で読むと気になるというか醒めてしまう印象で、書籍化するときに削除して表現を変えても良かったのではないかなと感じました。
 週刊連載の漫画そのものという印象で、作者さんもそういうのを意識しているのかな? と感じました。
 
 バトルシーンは本当に王道少年漫画のような、苦境を乗り越えていく展開なので、バトル漫画好きはこういう展開が熱くなるでしょう。
 特に味方のピンチが連続し、主人公も危ないというところからの展開は週刊少年ジャンプのような激熱展開です。
 
 既にナンバリングされている作品なのであまり強くは言えない部分ですが、続刊が出ており、エピローグがありつつも次巻へ続くエンドになっています。
 今作で新たな大きな謎を残し、敵は倒せたけど謎解きは次巻へ続けるというか、もう新しい敵用意しておいたよというようなエンディングです。
 
 続きを更に購入して読むかと言うと、今作はこの辺りでリタイアさせて貰おうかなというのが正直な感想でした。