ROSEの読書感想文

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聖女様に醜い神様との結婚を押し付けられました2 (角川ビーンズ文庫)

 
 シリーズ二巻目ですがまだ完結せず、盛り上がってきたあたりで終わってしまいました。続刊は現時点では出ていないようです……。
 
 幼馴染みの迷惑女が過去にどれだけえげつないことを(本人自覚なく)やらかしてきたか詳細が語られると共に主人公の婚約者が呆れるほどのどあほだと判明した巻ですが、相変わらずリディアーヌさんのツンデレっぷりが素晴らしい(もっと出番ふやしてくれていいんだよ)です。
 
 この巻のメインイベントは婚約回避(もしくは慰謝料撤回及び慰謝料請求)の話し合いというところでしょうか。
 神様に感情らしい感情が芽生えるなどのイベントもありますが、前巻と比べるとバトルイベントもなく、比較的平和だったかなと思います。
 前巻で活躍していたサブキャラクターの出番が少なく、幼馴染みの迷惑女がどれだけ迷惑なのか、と主人公と神様の関係変化が描かれた巻……なのですが……。
 
 早く次の巻よこしなさい。
 
 神様今後どうなってくの?
 そして私のメインヒロイン、リディアーヌさん……もっと活躍してよ。
 
 というものすごくもどかしい状態です。
 
 主人公の葛藤や悩み。抱え込んできたものが語られるととんでもねぇ家族だなと言いたくなってしまいますし、あの父親はかなり痛い目に遭って欲しいですね。
 
 そして腐りきった神殿が今後どうなっていくのか。失踪者も出ていそうな空気も気になるので、消されたのか自分から消えていったのかというところも気になります。
 
 というか、消された展開だと一気にファンタジーからホラーに切り替わりますよね?
 
 神様の設定と題材的にホラーに切り替えやすい作品なのでホラー展開もほんのり期待して続刊を間違いと思います(Web連載は書籍読む楽しみが減りそうなので見送ります)