ROSEの読書感想文

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不運からの最強男 【規格外の魔力】と【チートスキル】で無双する (グラストノベルス)

 
 チートが過ぎる!
 
 Amazonの読み放題でおすすめされていたので読んでみました。
 
 前世で散々不運だった男、盗まれた妹からのプレゼントを取り返そうとした結果異世界転生する羽目に……。
 そして超絶チート。
 家族もチート。
 ペットもチート。
 もうチートしかありません。
 
 前世の知識&大量のチートを持って赤ん坊からスタートするのですが、大人だった記憶を持った赤ん坊生活は大変ですね。
 こっそり魔術の修行をしようにも大人達に阻止されてしまう。
 レベル上げしようにも自分で移動が……。
 
 前世の不運をカバーする幸運があっても不幸は襲ってきます。
 わりと早い段階で母親を亡くした主人公は強くなることを決意……するのですがその後もチートの連発です。
 
 兄を脅してレベルアップ修行したりチートなペットを入手したり。
 
 どうしてラノベって白い大型猫好きなんですかね(かわいいから)
 ペットになるのは白い虎(かわいいからよし)
 
 そして料理人に前世の知識レシピでいろいろ作らせる(うろ覚え知識でお菓子がおいしくなるとか料理人までチートか)
 全てがチートで進んでいる世界です。
 
 が、そんな主人公からチート呼ばわりされる男が。
 主人公の叔父です。
 散々チート叔父呼ばわりされる美形なのですが、過保護&過保護で主人公家族を溺愛しすぎなのです。異世界基準の優良物件らしいのですが、独身です。
 そして食べること大好き。食のためにチートを加速させた説があるようなチート叔父は、主人公の前世知識によるチート料理に胃袋を鷲掴みされていそうです。
 
 全体通してチートで構成されていて、チート無双以外特筆する点がない……と言ってしまいそうな作品なのですが、会話のテンポが非常に速いように感じられます。
 興味深いのはスキルと会話しているような描写があるところでしょうか。
 主人公をサポートするだけでなく、拗ねたり辛辣だったりこいつは一体何者なんだと言いたくなってしまうような存在です。
 
 
 こちらの作品、続刊があるようなのですが……たぶん続きは読まないかなと思います。