ROSEの読書感想文

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クソゲー悪役令嬢 滅亡ルートしかないクソゲーに転生したけど、絶対生き残ってやる!

 
 Amazonの読み放題で読みました。
 悪役令嬢ものです。
 電子限定かと思えばオンデマンドもあるようです。
 
 ここまで感想に困る作品も珍しいのですが、クソゲーの悪役令嬢に転生し世界の滅亡を防がなくてはいけない主人公が両親に甘やかされまくり兄に嫌われたわがまま令嬢から真っ当な人間になり破滅回避しようと奮闘する過程で悪役令嬢逆ハールート突入していく感じのよくある「悪役令嬢もの」という印象です。
 
 というかそれ以外なにも言えないのが、最初から最後まで読んでいるはずなのになにも印象に残らない上にとても中途半端なところで終わりました。漫画で言うところの「俺たちの冒険はこれからだ」的な終わり方ですね。
 ナンバリングされてないから打ち切りみたいな終わり方? と思ったのですが、どうやら続刊があるようです。
 
 が、ストーリーがなにも印象に残っていないのです。
 中途半端な獣人キャラが居たような気がするなー程度の記憶しか残っていません。
 わがままお嬢様がわがままでいろいろ改革していくスタイルなのですが、なにかのパロディ(元ネタ不明)や伏せる必要がなさそうなものまで中途半端に伏せることによるわかりにくさがあったかなと言う程度でストーリー面でもキャラクター面でも印象がぼやけています。
 
 それでも最後まで読ませたのはすごいなと感じました。
 しかし……最初から最後まで読んでこれはなんだったのだろうという感想になるのは昔読んだ戯曲を思い出します。
 
 続刊もありますが手に取ることはないでしょう。
 
 ところでクソゲーとタイトルにありますが、どこからがクソゲーなんですかね?
 シナリオ面でクソゲー認定されている作品というと「エーデルブルーメ」くらいしか思い浮かばないのですがあれはあれでなぜこうなった感を楽しんだような記憶があります。